MINANOHA相原鳴海です。
『MINANOHAで何をするのか?』
今日は、子ども達の活動の土台となる『MINANOHAの理念』を簡単に書きたいと思います😊
MINANOHA相原の活動は、個別活動がベースとなります。子ども1人対専門スタッフ1人の1対1で1時間半の活動を作っていきます。
多くのお子さんが1週間に1回の頻度でMINANOHAを利用しています。
学校文化に馴染みにくいお子さんが多い為、最初は「1週間に1回MINANOHAに通うだけで、学校の代わりになるのかしら?」と疑問に感じる保護者の方もいらっしゃいます。
私たちは『MINANOHAが学校の代わりになれば良いな』という想いよりも、『MINANOHAがあることで、子ども達1人ひとりが日々の生活を生きやすくなると良いな』と思っています。
子どもでも、自分で自分の日常生活を作り、積み重ねていく。
今、生活している環境が生きにくいと感じるのなら。
自分で、自分にとって心地好い生き方を試行錯誤しながら開拓していく。
けれど、その子だけ、その親子だけで、そんなオーダーメイドの生き方を貫くのは、簡単ではない。
その為に、MINANOHAを活かして、子ども達1人ひとりのオーダーメイドの生き方を一緒に模索し、開拓して、生きていく。そのサポートがしたい。と強く願っています。
学校文化に馴染みにくい子に
「自分のペースで、学校に通えば良いよ」
「学校へ行かなくても今は多様な学び方があるから」
「好きに生きたらいいじゃない」
と言うのは、『言うが易し』だと思います。
学校へ行く、行かない。
自分のペースって?
好きに生きるって??
と自問自答していく為には、自分に余力がないとできません。
自分の心に余白が出来る程、継続的に安定して。かつ、安心がたまらなければ、自分の生活を前向きに見るパワーはもてません。
だからこそ、まずは、学校文化に疲れてる自分自身をしっかりと休ませることをMINANOHAでは1番最初の段階として、大切にしています。
自然を感じる。
学校へ行くべき。
勉強だけはするべき。
『◯◯するべき』から一度抜けて。
“何もしない”を心地良く感じる時間。
『安心して生きる』
遊びの醍醐味を子どもは本能的に知っている。
遊びを通して、何歳であっても、感覚から自分を自由にしていく。
心に安心がたまり始めると、自然と子どもの中から『◯◯したい』が出てきます。
「遊びたい」
「楽しみたい」
「話したい」
「自分の好きな◯◯を見せたい」
「作りたい」
「食べたい」等など
希望が広がり始めます。
私達は、そんな子ども達の希望に丁寧に寄り添います。
その段階を経て、自分が自分に満たされると、子ども達の中に、次第に『仲間』や『友達』『繋がり』にも少しずつ惹かれる気持ちが芽生えてきます。
仲間と過ごす心地好さ
友達との楽しさ
育ちは螺旋状の為、行きつ戻りつしながらも。
ふと気付けば、子ども自身が、自分の少し先の未来を見つめ歩もうとしている姿に、私たち大人が出会う段階にきます。
「大人になったら◯◯の仕事をしてみたいな」
「バイトしてみたいな」
「MINANOHAと併用して、学校行こうかな」
「勉強をしなきゃな、と思う。MINANOHAでしようかな」
「MINANOHAでは、ありのままの自分で過ごせるから。ちょっと学校頑張ってみようかな」等など。
子ども達は、1人ひとりが自分のペースで。
それぞれがそれぞれの歩みを見つけ、一歩一歩育ちを積み重ねていきます。
悩み、躓き、葛藤しながらも、また立ち上がり、未来へ向かおうとする。そんな子ども達の姿に、逞しさと育ちの尊さを感じます。
子ども達は、MINANOHA相原を
『私の秘密基地』
『パワー溜まる場所』
『なんでもして良いから良い場所』
『大人も子どもも良いヤツしかいない』
『自分で居られる場所』
『楽』
それぞれに意味づけているようです。
子ども達1人ひとりにとっての唯一無二な存在になれるように。
そして、いつかは、子ども自らが巣立っていく場所で在るように。
今日もMINANOHA相原は在りたいと思います。