MINANOHA鳴海です。MINANOHAでは、この夏も一人ひとりにとって”心地よい”時間が流れています。
子供たちの「やってみたい」気持ちから遊び、その遊びの中から自然発生的に生まれる学びもあれば、たっぷりと「やってみたい」活動を味わったからこそ、次のステージを求める子供達もみられます。そんな子供達は、まさに遊びから学びへ要求を移行しているように感じます。そんな一部をご紹介します。
①地域の方々と
子供達の「すいか割りがやりたい」という気持ちから、地域の方々のご厚意でスイカのなる畑へ行かせてもらいました。実際に畑へ行くと、この時期、スーパーではスイカが見られたにも関わらず、畑のスイカはまだ収穫時期ではないことが判明。食べ頃は、まだ3週間程先とのことでした。
ということは、今スーパーで見られるスイカは温室で育ったスイカなのだ、と発見する子供達?
畑の方が「スイカはまだだけど、ジャガイモ掘りをしていいよ」とおっしゃてくれたので、ジャガイモ掘りが始まりました。
日常生活では、なかなか直接素手で土に触れる機会が少ない子供達。久し振りに触れる土のあたたかさや一つの苗からなるジャガイモの数の多さに驚きながらも、土の中から次々と現れるじゃがいもを夢中で掘り集めていました。
掘らせて頂いたじゃがいもは、後日、MINANOHAの子供達が次々とオリジナルレシピで料理をしていきました。じゃがいもの万能さ、そして、じゃがいもから広がる料理の楽しさを味わいました。
例えば〜
カリカリポテトを塩味、カレー味、コンソメ青のり味にアレンジ♪
ポテトピザ?
普段のMINANOHAでは、’作ること’からの活動が多い子ども達。今回、地域の方々のご厚意で、じゃがいもを掘ることからスタートしました。
すると、普段よりもじゃがいもへ愛情を感じるようになった気持ちは勿論。大切なじゃがいもについて”知りたくなる気持ち”も芽生えました。例えば、「取れたてのじゃがいもは土がついたまま日陰で乾燥すると良いみたい→なぜだろう?」「リンゴと一緒に保存すると長持ちするみたい→なぜだろう?」「じゃがいもの芽はなぜとるの?」「新じゃがと他のじゃがいもの違いって?」などなど。
一番最初は、子ども達の「スイカ割りがしたい」から始まったこのストーリー。子ども逹の”やりたい”を繋げていくと、その展開や学びの幅は大人の想像よりも豊かに広がっていきます。
②ワークショップへ
MINANOHAでは、自分の気持ちや想いを表現する手段は多種多様にあると感じています。表情、しぐさ、振る舞い、言葉、会話、ものづくり、描く、作る、奏でるetc.その日その時に、自分がより心地よい方法で表現すると「嫌じゃなかったぁ」とか、「良かった」「スッキリしたぁ」「楽しかったぁ」という”良い気持ち”が自分のこころに入ってきます。そうした経験を積み重ねると、”自分のより好き”が見つかり、「もっと〜したい」「〜やってみたい」等という表現にも意欲が含まれてきます。
そんな過程を経て、今回は、「作ることが好き、お花も大好き」という気持ちから、ズッコロッカさんの”紫陽花摘んで作ろっか”のワークショップへ参加してきました。
紫陽花や魅力溢れる自然素材を使って、フラワーリース作りに挑戦しました。ワークショップでは、初めて出会う参加者の方々も多い中で、少し緊張しながらも、子ども達は「お花を使って作りたい」という自分の気持ちを大切にし、自由に想い、考え、手を動かして、作品を作り上げました。
自分の”好き”という気持ちを大切にして、少しずつ世界も広がっていく。そんな育ちがとても素敵だな、と感じます。
出来上がった作品は、色見もカタチもどれも違った1人ひとりの個性溢れる作品となっていました。